2008年6月17日火曜日

Oxfam Japanの米良さんの講演会を終えて

ブログの更新も随分と間延びしてしまいましたが、昨日はオックスファム・ジャパンの米良さんをお招きして国際的NGOの活動についてお話を伺うことができたので、ここにその報告を行いたいと思います。

2008年は日本のNGOにとって、大変忙しい年であることはTICAD IVや洞爺湖サミットがあることでも予想できましたが、実際にどのような活動をされているのか、一般の国民にはわかりにくかったと思います。昨日のお話で、通常の援助活動のほかに、様々なロビー活動をなされていることがわかりました。

ロビーストというと、巨大企業の手先として政府や政治家に働きかける、という悪いイメージがありますが、その目的が良いものであれば、却って世の中のためになるわけですね。確かに政府や政治家の持っている情報も限られたものであり、NGOがより重要な情報を提供できるのであれば、積極的に提供してもらいたいものです。

授業の中でも述べましたが、Oxfamはそのリサーチ能力が高く評価されているNGOなので、有益な情報が提供されていることと思います。例えば『貧富・公正貿易・NGO―WTOに挑む国際NGOオックスファムの戦略』や『コーヒー危機―作られる貧困はとても優れた書籍だと思います(是非、皆さんも読んでみてください)。

願わくば、様々なチャンネルを通して有益な情報が、政府や政治家だけでなく我々一般の国民にも提供されるようになれば、と思います。しかし、いくら目の前に有益な情報がぶら下がっていても、その内容に国民の方が興味を持たなければ何も変わりませんね。

是非、皆さんも知的好奇心を持って自ら世の中のことを考えてみてください。