2008年8月28日木曜日

クマシで私も考えた

7月18日の「2008年前期を終えて」のところでも、ちょこっと紹介しましたが、7月にガーナに行ってきました。アフリカは、今回で3カ国目(ケニア、ボツワナ、ガーナの順、チュニジアも行きましたが、ちょっと同じグループに入れられないと思うのではずします)でしたが、今までで最もリアルなアフリカに触れたような気がします。

その理由は、①陸路を6時間近くかけて目的地に行った、②首都ではない、地方都市に行った、③製造業の現場を見た、の3つです。

以前、マレーシアも2回に分けて縦断し、そのときもプラスチック産業の中小企業を見て回りましたが、あの調査でマレーシアの現実がよくわかったと思います。

陸路を何時間もかけて行くと、村や小さな地方都市を通ったりして、人々の暮らしを垣間見れます。また、首都はどこにいっても比較的似たような感じですが、田舎は結構それぞれ違って面白いです。また、製造業の現場を見ると、その国の発展レベルが一番よくわかる感じがします。

で、ガーナのクマシというアシャンテ王朝の古都に行ったわけですが、一番の感想は「アジアとあんまり変わらないな」というもので、人々のビジネスへの熱意だったり、商売の活気だったり、というものはアジアとあまり変わらない気がしました(あくまで印象ですが)。

ただ違うのは、インフラのような気がします。クマシのSuame Magazineという金物加工の町工場が集積しているところでも、自然発生的に工場が集積していますが、下水や道路や区画整理がもっとよく提供されていれば、もっと発展するのではないかと思いました。

よく考えてみれば、マレーシアも30年前はこんな感じだったのかもしれません。インフラを提供することで、アフリカも今日のアジアのようになるということは十分に考えられますね。