池谷薫(2002)、『延安の娘』、NHK/蓮ユニバース
文化大革命の時代、下放(かほう)された若者に捨てられた娘の親探しの旅のドキュメンタリー映画。中国の都市と田舎の生活の格差、嫁舅を含んだ家族の関係、 毛沢東時代の悲惨さを知ることのできる映画です。
文革、下放といった本でしか知らなかった事柄が、実際に経験した人たちの口から語られていくことで、具体的に想像できます。政治家によって、国民の一生がいかに翻弄されるか、3・11のあとの日本人として、よくわかります。
黄玉嶺(ホアン・ユーリン)というおじさんの一生、これまでの人生を経てきての優しさ、が印象に残ります。武蔵大の図書館にあります。是非、ご覧ください。
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