2008年7月27日日曜日

課題レポートの採点を終わって:コピペについて

ようやくレポートの採点を終わりました。そこで、考えさせられたことを皆さんにお伝えします。

昨年度まで、私の担当科目はマクロ経済学とゲーム理論入門だったので、レポートの提出を学生諸君に求めなかったのでわからなかったですが、今回初めて皆さんにレポートを課したことで、改めて「コピペ(コピー&ペースト)」が多いことを実感しました。

レポートの採点を始めて、最初の10本くらいに「コピペ」が特に多く、中には初めから最後まで「コピペ」というのがあり、「人を馬鹿にしているのか!」と怒り心頭でした。(武蔵大生の評価のために付け加えておくと、私自身が興味深く読める良くできた論文もいくつもありました。)

しかし、次の日(レポートの本数が多かったのとコピペ・チェックで、採点に2日かかりました)に、これは学生諸君の多くが参考文献の引用の仕方を含めたレポートの作成方法がわからないのだと理解したのです。

その理由は、コピペの個所の多いレポートの多くが1年生、2年生によるものだったからです。多分、これはまだゼミでレポートの書き方を習っていないためだと思います。

来学期は、レポートの課題を出す前に、レポート作成の方法論を講義しようと思います。

(学生諸君へ)最近の検索エンジンの発達により、コピー元の特定は容易になっています。最初から最後までコピペのレポートがどのような評価になるかは、想像がつきますよね。

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