日本経済新聞(2008年3月1日付朝刊)の「世界を語る」という特集で、前アイルランド大統領メアリー・ロビンソン氏(女性)との対談が掲載されていました。アイルランドは1980年代まで欧州で最も貧しい国の一つでしたが、2006年の一人当たりGDP(出所OECD)では、日本が3万4千ドルなのに対し、アイルランドは5万1千ドルと大幅に上回っています。
この秘密をロビンソン前大統領に訊く、というのが記事の主旨で、前大統領が指摘した点はいくつかありますが、私が要約すると①官僚制度の改革、②インフラの整備、③教育の充実、の3点が重要だといっているようです。
アイルランドは、この3つのほかにも④積極的な外資の誘致や⑤大量の外国人受け入れ、も行っています。
アイルランドは英国によって植民地にされた経験もあり、多くの途上国にとって参考となる経験を持っています。アイルランドが援助の出し手として、自らの経験をどのように活かしているのか大変興味深いです。
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