今年の6月末から7月初めにかけて北海道洞爺湖でサミットが開かれますが、私たちが思っている以上にこのサミットは重要なものになるかもしれません。
2000年の沖縄サミットで、森首相が感染症対策を主要議題として取り上げ、その結果、2002年に世界基金(世界エイズ・結核・マラリア対策基金、Global Fund to FIght AIDS, Tuberculosis and Malaria)が設立されたことは有名です。日本が世界の開発問題に積極的な貢献をした1つの例だと思います。
今年のサミットでも、福田首相に開発の分野で大きな貢献が期待されていると考えるのは当然だと思います。日本は近年、財政赤字や国の債務を理由にODA予算を削減してきていますが、他の国にしてみれば、もうこれ以上は待てない、ODA予算を拡大してほしい、という気持ちがあるでしょう。
今や開発や貧困問題のactivistとなったU2のボノが作ったNGO(DATAという名前)のプレスリリースに、実際そのようなメッセージが載っています。ボノは福田首相とダボス会議で会ったそうですから、当然、日本の積極的な貢献への期待は福田首相に伝えられているでしょう。福田首相のイニシアチブに期待したいものです。
http://www.data.org/news/press_bonoJapanHeartWorldAffairs2008_012508.html
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