2008年3月7日金曜日

世界長者の運用益は途上国の国民総所得より上?

日本経済新聞(2008年3月6日夕刊)に2008年の世界長者番付の記事が出ていました。今年は、ビル・ゲイツ氏ではなく、投資家のウォーレン・バフェット氏が一番になったそうです。

バフェット氏の資産は620億ドル(米フォーブス誌調べ)だそうです。投資家だから運用はお手の物でしょうから、10%で運用できたとすれば、この資産で追加的に年間62億ドルの富を生み出せることになります。

この62億ドルがどのくらいかといえば、カンボジアの2004年の国民総所得(GNI)が48億ドル(世界銀行のデータ)ですから、それよりも大きいです。ちなみにモンゴルのGNIは15億ドルです。

10%の運用は多分、そんなに無理な話ではないでしょうから、一国全体の付加価値生産量よりもずっと大きな価値を一人の人間が生み出せるということですね。資本主義のすごさを実感しますね。

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