2008年4月10日木曜日

援助供与国に援助するということ

2008年4月9日の日経新聞に「アフリカ諸国と経済協力を拡大 インド「サミット」開催」という記事がありました。内容はインド政府がニューデリーにアフリカ各国の首脳などを招き「サミット」を開催した、というものです。

その背景には、アフリカにおいて資源開発で先行する中国に対抗することがあるらしく、インドのシン首相は「サミット」の場で、アフリカへ今後5年間で54億ドルの信用供与を行うことを表明したらしいです。

中国が資源確保のためにアフリカへ経済協力を行っているのは最近ニュースでも良く見ますから、インドが同じことを考えるのもわからなくはありません。しかし、問題はインドも中国も日本の援助供与国としてトップ10に入る国だということです。

日経新聞の2007年10月11日「政界なんでもランキング ODA供与先、多様に」という記事で、OECDのデータをもとに外務省が作成した2005年の日本のODA供与先ランキングが出ていますが、中国は2位で、インドは10位です。

我々の税金をもとに日本が援助している国が、他の国に援助しているのは、エッ?っていう感じですよね。そんな他の国に援助するお金がある国に、日本が援助するのはおかしいだろう、っていうことです。

「ODA供与先」の記事に書いてありましたが、さすがに中国への新規円借款は2008年度から打ち切るそうです。日本政府はインドについてはどうするのでしょうか? 皆さんはどう思われますか?

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